宮城県の稲作について話し合う会議が開催され、引き続き気温上昇への対策を進める方針を決めました。

 宮城県や農協などから12人が出席した会議では、はじめに2024年の稲作の状況を振り返りました。

 夏に穂が出た後の平均気温が例年より高く、2023に続き米の質低下が心配されましたが、実際は8月以降に雨が降り米農家も肥料を追加で与えるなど対策を強化したことで、質は維持できたということです。

 2024年は、猛暑の影響などを受けた2023年の米を中心に品薄感が出たことにも言及されました。

 こうしたことを踏まえ、会議では高温対策としてひとめぼれより暑さに強いつや姫の拡大や、肥料の適切な使用、水管理の推進を呼び掛けていきます。

 宮城県農政部常陸孝一副部長「品薄になる状況がございまして、消費者の皆様にはだいぶご心配をお掛けしたということがございましたので、そういったことがないように、しっかりと良質な米の生産で対応していきたい」