電子部品や半導体を中心とした展示会「ネプコンジャパン」が都内で始まりました。海外も含めた参加企業は過去最多となる1800社を超えています。

 電気自動車などに多く使われるパワー半導体で世界有数のシェアを誇る三菱電機は、太陽光パネルで発電したものを家庭で使用するような電力に変換する際、ロスしてしまうエネルギーを従来よりも15%程度減らせる製品を発表しました。

 材料メーカーのレゾナックは、EV(電気自動車)やハイブリッド車に必要な電流の量をコントロールする「パワーモジュール」を最適な構造で独自に試作する施設の取り組みを紹介しています。

 材料メーカーによる、こうした取り組みは世界的にも非常に珍しいということです。

 半導体を中心とする先端技術を巡っては、国が2030年までに10兆円規模の支援を表明しています。

 会場には半導体の製造を支える世界有数の製造装置メーカーも次々と出展していて、日本の半導体市場が注目されています。