中東イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」が、紅海で拿捕(だほ)した日本郵船運航の貨物船の乗組員を解放したと現地メディアが伝えました。

 イエメンのフーシ派系メディアは22日、おととし11月に拿捕された日本郵船運航の貨物船の乗組員25人をオマーンに引き渡したと伝えました。

 25人はフィリピン、ウクライナ、ブルガリア、メキシコ、ルーマニアの出身で、フーシ派はイスラム組織「ハマス」とイスラエルの間でガザ地区の停戦が発効したことを受けて解放したと説明しています。

 拿捕した貨物船についてはフーシ派の幹部がANNの取材に近く返還する意向を示していますが、貨物船の詳しい状況は明らかになっていません。