2024年に行われた小学生ゴルフの全国大会で、仙台市青葉区の小学校に通う広橋璃人くんが優勝しました。実は璃人くん、楽天イーグルスの元エース岩隈久志さんの甥っ子なんです。
仙台市青葉区のゴルフ練習場。上杉山通小学校6年生、広橋璃人くん(12)です。平日の夕方1時間、父親の貴寿さん(40)が付き添って100球ほどショットの練習をしています。
上杉山通小学校6年広橋璃人くん「アイアンだと(スイングが最下点になる前に打つ)ダウンブローで打つこととか、ウェッジだと距離感を意識しています」
父親貴寿さん「体の成長がすごいです。体重も自分を超えられましたし。ちょっと上達してまた後退しての繰り返しですが、ただ2024年に関しては今までで一番伸びた1年かなと思います」
璃人くんは、2024年6月にジャカルタで行われた世界大会で3位入賞、9月の小学生ゴルフ全国大会でも優勝するなど、将来有望な小学生ゴルファーです。
広橋璃人くん「(大人や)年上の試合とかに参加したりしていい成績を残して、(全国大会では)大事な後半でバーディーが4つ取れたのでうれしかったです」
祖父は元プロ野球選手で楽天イーグルスでコーチも務めた公寿さん、父親の貴寿さんも独立リーグなどで活躍した元野球選手です。叔父は、元メジャーリーガーの岩隈久志さんです。
まさに野球一家ですが、員の趣味だったのがゴルフで、璃人くんが小学2年生の時に家族に連れられて練習場に行ったことが、ゴルフを始めるきっかけになりました。
広橋璃人くん「打ってみたら本当に楽しくて、そこからやり始めました。初めての試合で準優勝だったんですけど1位の子が2つ3つ下で、その子に負けたことが悔しくてそこから練習をほぼ毎日しました」
毎日練習した結果、6年生になった今では、大人顔負けのショットを放つようになりました。ドライバーの最長飛距離は2024年1年間で50ヤード伸び、約280ヤード。全国の小学生で群を抜くパワーに成長しました。
トップアスリートとして活躍した叔父の岩隈さんも、璃人くんに大きな期待を寄せています。
元楽天イーグルス岩隈久志さん「僕が野球をやっていた時のような。野球のクラブ活動が無くても毎日ボールを投げたりとか取ったりとか、それくらい見ていて璃人もゴルフの練習をやりたくてしょうがないみたいな。ちょっとうまくいかなかった時の悔しさの出し方とかもそうだし、そういうところを見ているとすごくこれから成長するだろうなと感じています」
広橋璃人くん「ご飯は3杯とか4杯くらい食べます。お母さんが作る唐揚げが大好きです。
母親菜々さん(38)「夜食も食べています。お風呂に行ってその後にママ、お腹すいた。
何か食べたいって始まるので」
璃人くんは春から上杉山通中学校に進学します。アジア人で初めてマスターズを制覇した松山英樹選手のようなゴルファーを目指します。
広橋璃人くん「(マスターズ初制覇した時)松山選手も途中までけっこうほぼ圧倒的なプレーをしていたので、目標にして圧倒的なプレーをしてマスターズで優勝したいと思います」