少子化などで消防隊員らの成り手不足が課題となるなか、人材確保のために東京消防庁と自衛隊が連携して採用活動を行う協定を結びました。
30日に東京消防庁と自衛隊の東京地方協力本部が結んだ協定は、人材の効率的な確保を行うため連携して採用活動を行うものです。
東京消防庁によりますと、消防隊員らの採用試験の受験者数は10年前と比べて半数以上減少し、去年は6700人ほどでした。
自衛官も定員割れが続き、人材の確保が急務となっています。
消防士を目指す大学生 「自衛隊は全く考えていなかったが、きょうの話を聞いてチャレンジしてみたい」
協定によって合同の採用説明会が開きやすくなることなどから、就職先として両方を検討する機会を増やし、人材確保につなげたい考えです。