ベガルタ仙台の2024年度の収支は、3期連続の黒字となる見通しです。一方で新年度は約2億円の赤字予算が編成されました。

 取締役会では2024年度、1億1500万円の黒字となる見通しが報告されました。

リーグ戦で好成績を収め、入場料収入などが増えたことが要因です。

 一方で、新年度は約2億円の赤字予算を編成します。

 ユニホームスポンサーの木下グループとの契約が満了するものの、既存スポンサーの増額などで2024年度並みの売り上げは確保しています。

 しかし、J1昇格に向けてトップチームの強化費を大幅に増やしたことや、ユアテックスタジアム仙台の改修工事に伴い、6月まで宮城県利府町のキューアンドエースタジアムみやぎを使用するため人件費などで大幅な費用増加が見込まれ、赤字の予算編成となりました。

 板橋秀樹社長「木下グループの契約満了による影響をどれだけ小さくできるかが大きな課題。企業の経営戦略とベガルタ仙台の存在価値の接点をどれだけ増やしていけるか」

 ベガルタ仙台は2月15日、アウェーでサガン鳥栖との開幕戦を迎えます。