12月に営業運転を再開した東北電力の女川原発2号機について、宮城県と地元自治体が現在の状況やこれまでに起きたトラブルの再発防止策などを視察し安全性の確保を求めました。

 今回の立ち入り調査には県と女川町、石巻市のほか東松島市など原発から5キロから30キロ圏内の5つの市と町の担当者が参加しました。

 女川原発2号機は2024年10月に13年半ぶりに再稼働し、12月26日に営業運転を始めました。

 自治体の担当者は、営業運転の状況のほか再稼働に向けた作業中に起きた計測機器の事故などのトラブルと再発防止策について説明を受けました。

 1号機は30年以上かかるとされる廃炉作業が本格的に始まったばかりで、担当者らは31日から1号機の核燃料棒が搬入される予定の3号機の使用済み燃料プールも視察しました。

 宮城県原子力安全対策課長谷部洋課長「緊張感を持って県民に不安を与えないよう、不具合を起こさないことは第一だが、もし何かあった場合は県民に情報公開をしっかりやってほしい」