2025年に入って鳥インフルエンザが急増し、卵の価格高騰が止まりません。エッグショック再来もあるのでしょうか。
中津川夏帆記者「仙台市若林区のスーパーでは、Lサイズの卵1パック250円とこの1カ月で30円ほど値上がりしています」
買い物客「上がってますよね。でも常に使うものだからね。特売の日、卵の安い日に買う」「仕方がないかなと思って。減らすこともできないし諦めて買っている」
JA全農たまごによりますと、東京における卵の卸売り価格は2024年1月には1キロ当たり180円でしたが、12月には290円まで上昇し、1月29日時点では前年同時期に比べて100円以上高い295円と上昇傾向が続いています。
生鮮館むらぬし村主芳治店長「寒いと鳥インフルエンザにかかりやすいみたいなので、収まるまでは高値のままだと思います。なるべく300円以下では売りたいので、超さないでほしいですね」
農林水産省によりますと、今シーズンの鳥インフルエンザの発生は年明けから急増していて、1月としてはこれまでで最も多かった2023年を既に上回っています。
2023年春には史上最高値の350円を記録し、エッグショックと呼ばれる事態になりました。今シーズンもエッグショックの再来はあるのでしょうか。
卵の流通に詳しい元東京農業大学教授信岡誠治さん「価格は鳥インフルエンザの殺処分がどれだけの規模で行われるかにかかっています。ですから今のところ下がる気配がない。もう一段上がる可能性の方が高い」
店頭から卵が無くならないよう、政府やメーカーなどが対策を行っているとして、消費者に対しては落ち着いた行動を心掛けてほしいと呼び掛けています。
卵の流通に詳しい元東京農業大学教授信岡誠治さん「しばらくは大丈夫です。前回のようなパニックにはなりません。落ち着いて普段通り買っておいしく食べてください」