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仙台市青葉区で行われた、男性の育児休業について語り合うイベントを紹介します。
母親「私の職場だと、パパになる男性はほぼ100%育休を取る。とても助かりました」
厚生労働省によると、2023年度の男性の育休取得率は約30%とここ10年で13倍も伸びています。
4月からは出生後の給付金が増えたり、育休の取得状況を公表する義務が拡大されます。
25日、仙台市青葉区の仙台こども財団で育休を取得した男性や産後ケアなどの専門家によるパパの育休についてセミナーが開催されました。
「2年前に2週間取得しています」「3人目は2カ月半取得しました」「6カ月間取得いたしました」
セミナーには、これから育休を取ろうと考えている人や、会社で育休を管理する総務担当などが参加しました。
仙台こども財団大岩美貴子総務課長「男性がより育休に関わることができるように当事者から体験談を聞いて、育休に対する悩みや不安を共有するような場になればということで開催しました」
セミナーでは宮城県助産師会の会長も務める東北福祉大学の塩野悦子教授が登壇し、育休中の夫婦のコミュニケーションなどについて話しました。
塩野悦子教授「パパも男性の産後うつが、ママと同じくらいの割合であるというのが判明されています。ママだけではなくてパパの心も大事にしなきゃいけないんですね」
セミナーでは、育休経験者による座談会も行われました。
長女が0歳8カ月の時に2週間の育休を取得した男性は、当初、何から始めればいいか分からなかったということです。
「嫁が1日どういう生活をしているのか、監視、観察から入りました。おむつとか買いに行ったんですけども、もう新生児用じゃないしテープタイプも間違ってるしとか色々言われてレシートも捨ててしまって返品もできず、非常に反省する2週間だった記憶があります」
「3食朝昼晩の食事の準備、あとは子どものお弁当作り。手荒れがひどかったなということがありまして、スマホの指紋認証が効かなくなりました」
「ある程度仕事に関われていたほうが、逆に精神的に良かったというか。完全に離れていたわけではないので、スムーズに復帰することができたってのは良かったかなと考えております」
「仕事のリズムもある程度残していかないと、行き場がなくなるといいますか。そういう事を大事にしなきゃいけないかなというのは参考になりました」
2カ月後に第1子の出産を控え、セミナーに参加した夫婦は。
夫「もっと育休を取りたいなと思いまして。4週間位は取ろうかなと考えを改めましたね」
妻「男性側も悩むんだなっていうのは良く分かったので、2人でストレスも発散しながら、うまく子育てする方法を2人で話していこうかなと、いいきっかけになりました」