東京女子医科大学の元理事長による背任事件で、別の建築工事でもおよそ1億7000万円を不正に支出させたとして警視庁は3日午前、元理事長を再逮捕しました。

 東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)は、2020年3月から1年半の間に東京・足立区の新病棟の建築工事を巡り、およそ1億7000万円を不正に支出させた疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、支出させた金のうち5000万円ほどが岩本容疑者に渡っていたとみられています。

 岩本容疑者は新校舎の建築工事を巡り、1億2000万円を不正に支出させたとして先月13日に逮捕されています。