2025年の節分は2月3日ではなく、2月2日です。なぜ1日早いのか、国立天文台によりますと太陽の周りを地球が1周する時間が365日ではないからです。4年に一度、うるう年を設けて調整していますがずれが完全には無くならないことから、節分の日付が変わります。
2021年も節分は2月2日で、今後30年ほどは4年に1度のペースで巡ってきます。
節分は、奈良時代に宮中で行われていた追儺(ついな)という儀式がルーツとされています。
季節の変わり目に病気をもたらす鬼を追い払い、新しい年を病気や災いのない穏やかな年にするという願いが込められていたそうです。
節分では豆をまきますが、全国落花生協会によると東北のほかに北海道、新潟県、九州の一部で豆まきに落花生を使うということです。
落花生を使う理由は分かっていないそうですが、地域で手に入りやすかったことや、まいた後に殻をむいて食べれば衛生的といったことが挙げられるのではということでした。 豆まきの掛け声といえば福は内、鬼は外ですが宮城県村田町の姥ヶ懐地区では、福は内、鬼も内という掛け声で豆まきします。
平安時代に京都で鬼と戦った武将が、切り落とした鬼の腕をこの地で奪い返されたという伝説が残っていて、鬼が外に逃げてしまわないよう福は内、鬼も内という掛け声で行われるようになったといわれています。