埼玉県八潮市で道路が陥没して4日で1週間になります。今も穴に流れている水の他に、穴の中の壁面の一部が垂直になっていることから作業が長引いていることが分かりました。

 八潮市で先月28日、道路が陥没してトラックが転落した現場では、乗っていた男性が取り残され、現在も安否が分かっていません。

 救助隊員などが中に入って作業を行うためのスロープは、穴の中の水が増えた影響で迂回(うかい)路が作られましたが、今月3日、消防は迂回先の壁面が垂直になっていて、先に進めない状態であると明らかにしました。

 今後は、地上から壁面を削って緩やかな斜面を付け、安全に迂回路を作ることができる環境を整えるということです。

 消防はこれまでに例が少ない特殊な現場であるとして、慎重に作業するとしています。