サメの水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市で、高級食材フカヒレの天日干し作業が最盛期を迎えています。

 気仙沼市の水産加工会社、中華高橋水産では気仙沼港に水揚げされたヨシキリザメの尾びれ1万枚を1枚づつ網の上に並べて裏返しながら乾燥させています。

 約3カ月間寒風にさらし熟成させると、重さは4分の1に減りうまみが凝縮されます。 高級食材のフカヒレは新型コロナの影響で、一時需要が大きく減りましたが、最近はコロナ禍前の7割まで回復しているということです。

 天日干し作業は4月下旬まで続き、約3万枚のフカヒレが首都圏のホテルや中華料理店に出荷されます。