過去に中国大使館の書記官を担当していた中国籍の男ら2人が国から新型コロナウイルスの休業給付金をだまし取ったとして、警視庁公安部に逮捕されました。

 中華料理店などの経営会社社長・徐耀華容疑者(62)ら2人は2020年から2022年にかけて、国に新型コロナの休業給付金の嘘の申請をし、13回にわたって現金合わせて約370万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警視庁公安部によりますと、徐容疑者が複数の社員に嘘の申請を指示していたとみられていて、公安部は今月5日朝、経営する東京・六本木の中華料理店など20カ所に家宅捜索に入りました。

 徐容疑者は1986年から1989年にかけて、中国大使館で書記官を務めていました。