都議会自民党の政治資金パーティーを巡る収支報告書への不記載問題で、自らも関わったとして都議会議長を辞職した宇田川聡史氏の後任に、都民ファーストの会の増子博樹氏が議長に選ばれました。

 東京都議会の臨時会は10日、宇田川氏の辞職の申し出を受けて開かれ、議長選挙などが行われました。

 議長選挙では、副議長を務めていた都民ファーストの会の増子博樹氏が122票のうち8割近い95票を得て議長に選出されました。

 就任後、増子氏は「都議会に対して都民から大変厳しい目が向けられている。都民の信頼を回復できるよう尽力する」とあいさつしました。

 副議長には公明党の谷村孝彦氏が選ばれました。

 宇田川氏は都議会自民党が開いた政治資金パーティーを巡り、収入の一部が収支報告書に記載されていなかった問題で、計138万円の不記載があったとして先月23日に議長を辞任する意向を明らかにしていました。