15年前に埼玉県熊谷市で小学生の男の子がひき逃げされて死亡した事件で、遺族が約200人の警察官の前で講演し、「どうか犯人を捕まえてほしい」と訴えました。
2009年9月、熊谷市で帰宅途中だった小学4年生の小関孝徳さん(当時10)が車にひき逃げされて死亡しました。
犯人は現在も分かっておらず、事件は未解決のまま発生から15年が経ちました。
今月10日、孝徳さんの母親が約200人の警察官の前で講演を行いました。
被害者の母親 「ひき逃げ犯は2029年9月30日で警察捜査は打ち切られ、迷宮入りが迫っている。どうか迷宮入りすることなく、2台の犯人を捕まえて下さい」
5年後の2029年に時効となるのを前に、去年12月には熊谷市議会が「死亡ひき逃げ事故の公訴時効撤廃を求める意見書」を全会一致で採択していて、国に提出しました。