国の脱炭素先行地域に選ばれた仙台市で、交付金を活用した民間の太陽光発電設備が東部沿岸エリアで稼働を始めました。

 環境省の脱炭素先行地域は、他の地域に先駆けて2030年度までに二酸化炭素の排出ゼロを目指す地域です。国内107市町村で、宮城県では仙台市と東松島市が選ばれています。

 取り組みの一環として稼働を開始したのは、仙台市若林区の東部沿岸エリアにあるカフェの太陽光発電設備です。

 太陽光パネル28枚を屋根に載せていて、年間発電量は約2万キロワットアワーです。カフェで使う電力を、太陽光発電と購入する再生可能エネルギー由来の電力で賄う計画です。

 この地区では、他に2カ所で交付金を活用した太陽光発電の整備が進んでいます。

 仙台市先行地域推進室松浦淳一郎室長「各取り組みの中で、仙台市ならではの脱炭素化モデルをつくりあげて展開できるように進めていきたい」

 仙台市は他に、国の交付金最大50億円を活用し、定禅寺通の店舗の省エネ化なども進めています。