9日夜、千葉県南房総市の路上で高齢女性が車にひかれて死亡した事件で、警察は市内に住む自称・無職の84歳の女をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
自称・無職の宇治原幸子容疑者は午後6時半ごろ、南房総市白浜の国道410号で信号のない横断歩道を渡っていた福原春枝さん(86)を車でひき、その場から逃走したなどの疑いが持たれています。
警察によりますと、福原さんは意識のない状態で病院に搬送され、頭部打撲によるくも膜下出血などで死亡しました。
警察によりますと、現場近くの防犯カメラや残された車の部品から宇治原容疑者の特定に至ったということです。
取り調べに対して「事故を起こして逃げたことに間違いないが、人だと思わなかった」「大きい野良犬だと思った」と話し、容疑を一部否認しているということです。