リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国はソ連時代から接続していたロシアの電力網を遮断し、EU(ヨーロッパ連合)の電力網と接続しました。
バルト3国は9日、ロシアの電力網からEUの電力網への切り替えを完了し、リトアニアの首都ビリニュスで式典が開かれました。
EU フォンデアライエン委員長 「ロシアのエネルギーには代償がつきものだ。脅迫、価格のショック。経済の不確実性、だから我々は行動した」
リトアニア ナウセーダ大統領 「我々は戦略的資産の安全確保に取り組まなければならない。これは国家レベルと欧州レベルの両方で行わなければならない」
バルト海では海底通信ケーブルやパイプラインの損傷が相次いでいて、リトアニアのナウセーダ大統領は安全保障の強化を訴えました。
バルト3国は2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、ロシアからの電力の購入を停止していました。