選択的夫婦別姓制度の導入を巡り、自民党が議論を再開しました。保守派は旧姓の通称使用の拡大で対応すべきと主張していて、取りまとめは難航が予想されます。

自民党(慎重派) 萩生田元政調会長 「通称使用の拡大をしっかりやっていく、不都合がどんなところにあるのかを明確にしていくことを基本的なスタンスにしたい」

自民党(推進派) 井出衆院議員 「旧姓併記の拡大ではなかなか、元々の名字を大切にしたいとか、名字を変えた方のご実家の氏を継承したいという思いはかなわないんじゃないか」

 会合には約50人が出席しました。

 これまでにまとめた論点や戸籍制度などについて議論したうえで、推進派と慎重派それぞれが意見を述べました。

 今後、週1回のペースで今の夫婦同姓制度の意義や改姓に伴う子どもへの影響などについて議論する方針です。

 ただ、逢沢座長は「慌てて結論を出す性格のものではない」とし、取りまとめの期限は設けない考えです。