埼玉県八潮市の道路陥没事故で、県は水の使用自粛の要請を解除した後もバイパスの運用によって穴の中の水位は大きく上がっていないことを明らかにしました。

 先月28日に八潮市で道路が陥没した事故では、転落したトラックの運転席部分が下水道管の中で見つかり、運転手が取り残されている可能性があります。

 県によりますと、水の使用自粛を12日に解除しましたが、バイパスの運用で穴の中の水位は大きく上がっていないということです。

ラーメン店「との丸家」担当者 「(洗い物を減らすため)紙コップで対応しました。いつもかからない出費というのはかかってしまった」

 要請は強制力のない「自粛」であったことから、県は直ちに事業者などへの補償をする予定はないとしています。