タイとミャンマーとの国境付近で日本人の16歳の少年が保護されたことが分かりました。少年はミャンマーの詐欺拠点で働かされていたとみられています。

　タイ警察によりますと、保護された16歳の少年は12日にミャンマー当局からタイ側へと身柄が引き渡されました。

　少年は1人でミャンマーと国境を接するタイ北西部のターク県を訪れていましたが、その後、行方が分からなくなっていたということです。

　タイ警察は少年がミャンマーの国境地帯にある犯罪拠点で特殊詐欺などに加担させられていたとみて調べています。

　国境付近では先月にも詐欺行為を強要されていたとみられる日本人の男子高校生（17）が保護され、高校生をミャンマーへ連れ去ったとして日本人の男（29）が13日に拘束されていました。