宮城県石巻市の小学校で、郷土芸能の河南鹿嶋ばやしを6年生から5年生に引き継ぐ伝承式が行われました。

 河南鹿嶋ばやしは石巻市広渕地区に江戸時代から伝わる郷土芸能で、石巻市の無形民俗文化財に指定されています。

 広渕小学校では伝統を守ろうと30年ほど前から6年生が中心になって練習を重ね、地元の祭りなどで披露してきました。

 6年生35人が保護者や下級生が見守る中最後の演奏を披露し、笛やばちなどを5年生に引き継ぎました。

 5年生勝又美結さん「地域の人を元気づけられるような演奏を心掛けていきたいです」

 5年生半澤篤知さん「僕たちが完璧に弾けるようになって、500年くらい続いてほしいなって思います」

 5年生は4月に開催される予定の河南鹿嶋ばやし山車祭りに向けて、練習を重ねるということです。