宮城教育大学美術科の学生たちの個性が光る卒業制作展が、せんだいメディアテークで開催されています。

 油絵に加えてボールや布を使った作品など、13人の学生が制作した約40点が展示されています。

 鈴杵明里さんの作品「散歩」は実家で飼っている犬を木彫りしました。実際の大きさよりも二回りほど大きく彫刻し、愛犬の存在の大きさを表現しています。

 レースのカーテンが印象的な賣井坂芽生さんの「ハーフフレーム」は、カメラのファインダーをイメージした穴をのぞくと2つの大きな油絵を見ることができます。1コマの半分のサイズで撮影できるハーフフレームというカメラを表現しました。

 賣井坂芽生「カメラが人の内部に迫るところが魅力の1つで、それを見た人に体験して欲しいと思い制作しました」

 来場者「若い人たちの新しい感覚を見たいと思って来ました。みんなしっかり勉強していてデッサンや色彩感覚が面白いです」

 宮城教育大学武術化の卒業修了制作展は、19日まで開催されています。