アメリカのヘグセス国防長官はアメリカ軍のヨーロッパ駐留は永遠ではないと述べ、NATO(北大西洋条約機構)加盟国に防衛費の増額を迫りました。
アメリカ ヘグセス国防長官 「最も重要なのはヨーロッパ各国の軍事的な能力であり、だからこそ我々のメッセージは非常に厳しいのだ。今こそ投資すべき時だ。なぜならアメリカ軍の駐留が永遠に続くという前提は成り立たないからだ」
ヘグセス国防長官は14日、ポーランドの国防相とワルシャワで記者会見に臨み、ポーランドは防衛費を増やす意思を持つ「模範的な同盟国」と評価しました。
ヘグセス長官はヨーロッパの集団防衛のためにNATO加盟国は防衛費をさらに増やす必要があると訴え、「アメリカ軍がヨーロッパに永遠に駐留し続けるという前提に立つべきではない」と牽制(けんせい)しました。
トランプ大統領はアメリカの負担を減らすため、NATO加盟国に対して防衛費をGDP(国内総生産)の5%に引き上げるべきと主張しています。