選挙期間中のSNSによる偽情報の拡散や候補者が別の候補を応援する、いわゆる2馬力の選挙戦問題について、全国知事会の有志が国などに対策を求め緊急アピールしました。

 緊急アピールは鳥取県の平井知事が発起人になり、全国知事会長の村井知事ら約20の知事が賛同しました。

 2024年の兵庫県知事選挙など最近の選挙では、SNS上で偽情報が拡散されることや当選の意思が無い候補者が他の候補者を応援する2馬力選挙の問題が指摘されています。

 こうした問題について緊急アピールは「民主主義と地方自治を脅かしかねないものとなってきている」と指摘した上で、国や警察などに対して現行の法律の枠内でも公正な選挙を実現するため対策を求めています。

 村井宮城県知事「立法措置も含めた抜本的な対策をスピード感を持って講じていただき、公正かつ公明な選挙が保証されることを強く要請していきたいと思います」

 緊急アピールは、総務省で冨樫博之副大臣に届けられたということです。