トヨタ自動車は、静岡に建設中の実証都市「ウーブン・シティ」の竣工(しゅんこう)式を行い、街の一部をメディアに公開しました。
「ウーブン・シティ」は技術者などが住民となり、自動運転やAI=人工知能など最先端技術の実証実験が行われます。
22日に開かれた竣工式には豊田章男会長が出席しました。
トヨタ自動車 豊田章男会長 「半世紀にわたり、自動車産業と地域のために働き続けた仲間の思いのうえにできる街です。この場所から、ウーブンシティがあって良かった、皆がそう思えるような、未来のモビリティーが生まれてくることを期待しております」
この街では、車の技術開発以外に社会インフラの実証実験も行われます。
例えば、信号機はセンサーやカメラを後から追加できる設計になっていて、渋滞緩和などにつながる技術を開発したい考えです。
また地下道は、家から出たゴミの回収や荷物の自動配送など物流のための実証実験に使われるということです。
早ければ秋から段階的に関係者らおよそ360人が入居する予定です。