23日は天皇誕生日です。2025年は秋に宮城県内で全国育樹祭が開かれるなど、宮城にとって皇室との繋がりが強い1年となります。

 2025年10月、県内で初めて白石市などで開かれる「全国育樹祭」。

 村井知事「継続して森を守り育てることの大切さを全国に発信し、宮城らしさあふれる大会となるよう準備を進めてまいります」

 育樹祭では、1997年の全国植樹祭で現在の上皇ご夫妻が植えられた樹木に、皇族が「お手入れ」をすることになっています。

 これまで、宮城県と皇室は深い繋がりを持ってきました。

 1993(平成5)年には、当時の皇太子さま、いまの天皇陛下が小和田雅子さんとご成婚。県内も祝賀ムードに包まれました。

 結婚式場などでは同じ日の同じ時間に式を挙げようと「あやかり婚」がブームに。

 1997(平成9)年には、現在の上皇ご夫妻が「全国植樹祭」に出席されるため宮城県に。

 この全国植樹祭で上皇ご夫妻がお手植えされたのが、ブナやオオヤマザクラ。

 この樹木を「全国育樹祭」で皇族がお手入れされます。

 2001(平成13)年のみやぎ国体。秋の大会の開会式に上皇ご夫妻が出席されました。

 この年の12月には「愛子さま」がご誕生。

 県内のある場所が大いに注目を集めました。

 当時のリポート「ここJR仙山線の愛子(あやし)駅は、皇太子ご夫妻のお子様が『愛子さま』というお名前に決まったということで記念して、きょうの日付の入場券を買い求める人の姿が多くみられます」〜切符買い求める人「おじさーん。子供用3枚けらいん」駅員「はい、どうも」

 そして・・・14年前の東日本大震災。

 震災発生の翌月、現在の上皇ご夫妻が南三陸町を訪れ、被災した人たちを見舞われました。

 上皇ご夫妻の震災後の宮城ご訪問はあわせて6回。

 天皇ご夫妻も、皇太子時代から繰り返し訪れ、復興を願ってこられました。

 「全国育樹祭」は10月4日と5日に白石市と利府町を会場に行われます。