23日の日経平均株価は、3営業日ぶりに反発しました。一時900円を超える上げ幅となり、3万5000円台を回復する場面もありました。終値は前の日より648円高い3万4868円でした。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏 「アメリカのベッセント財務長官が中国との関税競争の改善を示唆した。これで投資家心理が和らいで株が買われた。もう一つは円安です。トランプ大統領がFRBのパウエル議長を解任するつもりはないと発言したと伝わりました。これで円安に動きました」

 アメリカの中央銀行の独立性が脅かされるという懸念が後退し、ドルが幅広い通貨に対して買い戻され、円相場は一時1ドル143円台まで下落。輸出用の精密機器などを扱う輸出関連企業の株が買われました。

(「グッド!モーニング」2025年4月24日放送分より)