セブン&アイ・ホールディングスに買収を提案しているカナダのコンビニ大手が声明を出し、「本格的に協議を行うことを望む」と買収への意欲を改めて示しました。

 カナダの「アリマンタシォン・クシュタール」は去年、セブンに7兆円規模での買収を提案しています。

 クシュタールは今月11日に発表した声明で、これまでのセブンの対応が「非常に限定的」で「失望している」としました。

 セブンは前日に発表した声明で、両社の統合にはアメリカの独占禁止法に関する規制に対処する必要があるとして、2000以上のクシュタールの店舗売却などの案を示したことを明らかにしていました。

 一方、クシュタールは譲渡する店舗数の具体的な確約などを去年、セブン側に提案しているなどと反論しました。

 また、セブンを買収しても「店舗の閉鎖や人員削減を行う意図はない」としています。