石破総理大臣は1期生議員に対して10万円相当の商品券を配ったことについて、国民一般の感覚を「失っていることを深く反省する」と述べました。

自民党 山下雄平参議院議員 「駅で普通カレー屋さんの列に並んで食べるという、そういう感覚、これがやっぱり一番、総理にですね、皆さんが期待されてたことじゃなかったかなというふうに思います。国民の感覚とやっぱり総理になってずれてしまってたんじゃないか」

石破総理大臣 「いかにしてそういう感覚を失わないようにするかということは今回、改めて痛感をし、自分なりに最大限の工夫をして感覚が失われているとすれば、それは猛省しなければならんし、すればではなくて、失っているということを深く反省するところでございます」

 石破総理は参議院の予算委員会の冒頭で「法的には問題ない」と改めて説明したうえで、「大勢の方々に不快な思いをさせ、政治に対する疑念を生じさせた」「参加した議員も含めて多くの方にご迷惑をお掛けした」と陳謝しました。

 自民党の山下議員は総理大臣に就任する前の石破氏と食事をした際は「贈り物はなかった」として「総理就任後に始めたのか」と質問しました。

 石破総理は「実にケチで、人付き合いが悪いのが私の定評だった」と述べ、総裁就任後の厳しい選挙や少数与党で苦労している同僚議員に対して「すまなかった、ありがとうという思い以外の何物でもない」と説明しました。