仙台市役所の建て替え工事が、14日に公開されました。現在は建物の基礎部分を作るための掘削が進められています。新庁舎は、2027年11月末に完成する予定です。
新田智紀記者「仙台市役所の建設工事が始まって5カ月目に入っています。現在は地下部分の掘削工事が行われていて深さはビルの3階分、約10.5メートルだということです」
仙台市役所の新庁舎は、2024年11月から本格的な建設工事が始まりました。
掘削部分の敷地面積は約6000平方メートルで、現在は重機で土を掘り起こす作業が行われています。
作業には連日80人ほどが関わり、運び出される土の総量は約6万2000立法メートルと10トントラック1万2000台分に上ります。現在までに4割ほどの土が運び出されているということです。
今後は夏頃に大型クレーンを設置し、2026年春から地上部分の鉄骨が組み上げられる予定です。
建て替え工事は2023年夏の庁舎前の噴水の撤去から始まり、2024年4月からは正面玄関、続いて議会棟の解体工事を経て、2024年8月には現場が更地となりました。
仙台市本庁舎整備室藤田考一室長「現地建て替えということでかなり難しいところはありますが、今のところ計画通り工事が進んでいるところでございます。これから本格的な工事が始まりますけども、安全第一で工事を進めていきたいと考えております」
新庁舎は地上15階地下2階、延べ床面積は約6万平方メートルで総事業費は585億円です。
2027年11月末に完成し、2028年度からの供用開始を目指しています。