蚊を観察することで科学に興味を持ってもらおうという特別授業が、宮城県大崎市の古川黎明高校で行われました。

 特別授業は生徒たちに探求意欲を深めてもらおうと、県とアース製薬が企画しました。

 国のスーパーサイエンスハイスクールにも指定され、理系教育に力を入れている古川黎明高校の1年生41人が参加しました。

 生徒たちはヒトスジシマカいわゆるやぶ蚊に息を吹きかけたり手をかざしたりして、蚊が寄ってくるかを観察しました。

 白と黒のペンケースを置いたり目薬を染み込ませた紙を近づけたりして、どの色や液体に寄ってくるかを調べ黒っぽい色に寄ってくる傾向があることや、温度が高い場所に集まってくることを確認しました。

 生徒「蚊は元々凄く刺されて嫌いなんですけど、改めて実験すると凄く生態が分かりやすくて、蚊が嫌いな物とか好きな物が分かりやすくてすごく面白かったです」「リップクリームはスースーするんですけど、人間はスースーする匂いは好みますが、蚊はあまり好まないという違いが発見できたので良かったと思います」