中国とロシアとイランがイランの核問題に関する次官級協議を行い、アメリカを牽制(けんせい)しつつ、3カ国の連携を確認しました。
14日に北京で発表された3カ国の共同声明では、イランの核問題について「すべての違法な一方的制裁」を終わらせる必要性を強調しました。
そのうえで、イランが原子力を平和に利用する権利を十分に尊重すべきだとしています。
さらに、イランに書簡を送り圧力を強めているアメリカのトランプ政権を念頭に「制裁の圧力や武力による威嚇をやめるべきだ」と牽制しました。
3カ国はBRICSや上海協力機構といったアメリカが参加しない国際機構での連携を深めることでも合意しています。