インサイダー取引を行った罪に問われた太陽光関連会社の61歳の元役員に対して、東京地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 太陽光関連会社「Abalance」の元執行役員・堀内信之被告はおととし1月、子会社によるベトナムでの工場新設に関する情報が公表される前に「Abalance」の株およそ5300万円分を買い付けた罪に問われています。

 17日の判決で東京地裁は「立場や専門的知識を悪用し、利益を追及した」と指摘しました。

 そのうえで「証券市場への信頼を大きく損ねる犯行」として、堀内被告に懲役2年6カ月、執行猶予4年と追徴金1億307万円などの判決を言い渡しました。