仙台市のいじめ防止対策を検証している有識者会議は、学校での取り組みの改善点などをまとめた報告書を郡市長に提出しました。
報告書は、仙台市のいじめ防止条例に基づき大学教授など有識者5人が各学校の取り組みを検証しまとめました。
2023年度の仙台市のいじめの認知件数は小中高校と特別支援学校で計1万1743件で、児童生徒1000人当たりでは全国の政令指定都市で新潟市に次いで2番目に多くなっています。
委員は「教職員の目が児童生徒に行き届いていることの表れ。8割近くは解消している」と評価しました。
一方で、児童生徒の悩みを早期に発見し解決するため、各学校に週1日配置されているスクールカウンセラーの勤務日数を増やすことや、いじめ対策担当教諭の資質向上のために学校を超えて情報共有ができるようなネットワーク作りが必要などと指摘しています。 郡仙台市長「少しでも子どもたちが嫌な思いを経験することがないように取り組ませていただきたいと思います」