宮城県警は、聴覚障害者に配慮しようとパトカーが緊急走行中かどうかを視覚で判断できる赤色灯を新たに導入しました。

 中津川夏帆記者「新たに導入された赤色灯です。従来よりもゆっくりと緩やかに発光しています」

 従来のパトカーは、緊急走行中も通常のパトロール中も0.5秒間隔で同じように発光する赤色灯が搭載されていました。

 そのため、サイレンが聞こえない聴覚障害者から緊急走行中かどうか判断ができないという声が寄せられたことから、新たに導入された6台はパトロール中は約2秒間隔で発光し、緊急走行中との区別ができるようになりました。

 聴覚障害者「とても分かりやすいなと感じました」

 宮城県警装備施設課阿部浩次長「平時のパトロールと緊急走行の赤灯の違いを理解して、安全な安心な道路社会を目指していただければ」

 新たなパトカーは今後、宮城県各地の交番に配備され2025年度以降も順次導入される予定です。