カツオの一本釣り漁が和歌山県から宮城県気仙沼市に伝えられて350年です。気仙沼市では様々な記念イベントを展開していくことにしています。
竿一本でカツオを次々と釣り上げる豪快な一本釣り漁は、魚を傷つけることが少なく釣った後にすぐ保存するので鮮度も抜群です。 かつての紀州、和歌山県新宮市から、気仙沼市唐桑にカツオの一本釣り漁が伝わったのは江戸時代前期の350年前でした。
気仙沼市は、今ではカツオの水揚げ28年連続日本一を誇っています。
菅原茂気仙沼市長「当時、紀州で一本釣りはカツオ漁のテクニックとして発達していたいうことで、それを惜しげもなく気仙沼にお伝えいただいたということは、気仙沼市の経済の発展においてとても大きいことだったと思いますので、感謝の気持ちでいっぱいです」
気仙沼市では、漁の伝来350周年を記念して7月にカツオ漁の歴史を振り返るシンポジウムを開く他、一本釣り漁が伝来した経緯を紹介するアニメの制作やJRなどと協力した旅行商品を企画などで盛り上げていくことにしています。
菅原茂気仙沼市長「生のカツオは気仙沼なんだということを全国にPRしていきたい」