新しいパスポートの申請が始まったことに合わせ、旅行業界が連携してパスポートの取得や日本人の海外旅行を促す支援策を発表しました。

 観光庁などによりますと、去年、日本を出国した人は1300万人程度で、コロナ前(2000万人)の約65%にとどまっています。

 パスポートの保有率もコロナ前の約24%に対し、今は17%程度にまで減っているということです。

 新しいパスポートの普及や海外旅行を促進しようと日本旅行業協会が24日から始めたキャンペーンには、現時点で旅行会社や空港会社42社が参加します。

 キャッシュバックや割引、ポイント付与などの形で、パスポートを新たに取得した人の旅行代金を支援します。

 約2万5000人に対して総額2億円を支援する予定だということです。

 取り組みを通じて海外旅行の気運を高め、日本人の国際感覚の向上にもつなげたいとしています。