アメリカのトランプ大統領はフィンランドの大統領と会談し、北極海の航行に必要な「砕氷船」で両国の関係を強化する考えを示しました。
トランプ大統領は29日、フロリダ州のゴルフ場で撮影したフィンランドのストゥブ大統領との写真を自身のSNSに投稿しました。
両首脳の日程は事前には公表されていませんでした。
トランプ氏は北極海の航行を巡る中国やロシアとの覇権争いを念頭に、アメリカは多数の砕氷船を必要としているとして、砕氷船の購入や開発でフィンランドとの関係を強化していく考えを示しました。
フィンランドは氷を割って航行する砕氷船の建造で世界首位を占めます。
トランプ大統領は北極圏にあるデンマークの自治領、グリーンランドの領有に意欲を見せていて、前日の28日にバンス副大統領が現地を訪問しています。
フィンランド政府は今回の訪問は非公式なもので、朝食と昼食、ゴルフを楽しみながら、ウクライナを含む外交や安全保障について話し合ったと発表しています。
画像:トランプ氏のSNSから