旬を迎えたワカメ漁で「恐怖を感じた」といいます。海の中に現れた黒い影の正体は。
■ワカメ漁で“恐怖”その正体
福井県小浜市の海に浮かび上がる幻想的な光。
見物客 「思った以上に発光していて、すごくきれい」 「自然界でこんな発色するんだってぐらい青く光ってる」
プランクトンの一種「夜光虫」を見ることができるこの時期に最盛期を迎えるワカメ漁ですが、今、漁ができない状態となっています。
その理由は…漁師に近付く大きな影。
漁師 浦谷隆勢さん 「2メートルまでいかないくらい、すごく近距離に近付いてきて圧を感じた。すごく恐怖を感じた」
漁師が恐怖を感じた大きな影の正体はイルカです。
実は福井では去年も…。
多くの人でにぎわう海水浴場にイルカが出現。海水浴客を追い掛け、かみつきました。
イルカを見た海水浴客 「とにかく大きかった。イルカかわいいけど身近で見ると怖い」
ワカメ漁を妨害するイルカ。地元の漁師などによると、海水浴場に現れたイルカと同じ個体の可能性があるそうです。
ワカメ漁は来月末まで続きますが、現状では有効な対策はありません。
浦谷隆勢さん 「イルカに合わせて潜るタイミングとかもあるので、手間がかかってしょうがない。それはちょっと今後に影響するかなと。なるべく早く、どこかに行ってほしい」