アメリカ運輸省はJR東海が支援するテキサス州の高速鉄道の建設計画を「非現実的」だとして、補助金を撤回すると発表しました。

 テキサス州のダラスとヒューストンの2大都市を1時間半で結ぶ高速鉄道計画はJR東海が技術支援し、日本の新幹線方式で整備される予定でしたが、土地の取得や資金の確保が難航し、着工が大幅に遅れています。

 こうしたなか、アメリカ運輸省は14日、テキサス州への高速鉄道計画への補助金6390万ドル、約91億円を撤回すると発表しました。

 ダフィー運輸長官は撤回の理由について、コストが大きく膨らんだことで建設は非現実的、税金の無駄遣いだとしています。

 トランプ政権による歳出削減の一環とみられ、日本のインフラ輸出にとって打撃となりそうです。