アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が早期の利下げに対して改めて慎重な姿勢を示したことを受け、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が急落しました。
FRBのパウエル議長は16日の講演でトランプ政権の関税政策による経済への影響は大きいとの認識を示したうえで、先行きの状況が明確になるまでは金融政策を変更しないとして利下げには慎重な姿勢を示しました。
これを受けてアメリカの景気悪化への懸念が広がり、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は急落し、一時900ドル以上、値下がりしました。
結局、前の日の終値に比べて699ドル安い3万9669ドル39セントで取引を終えました。
また、外国為替市場の円相場は円高が進んで一時、1ドル141円台を付けました。