アメリカ・トランプ政権の関税政策に伴う景気の悪化懸念やFRB(連邦準備制度理事会)への圧力が高まるなか、金の価格高騰が止まりません。
ニューヨーク商品取引所の金の先物相場は22日、史上初めて1トロイオンス=およそ31グラムあたり3500ドルの大台を突破しました。
トランプ大統領の関税政策による世界的な貿易戦争への懸念から景気の先行きに不安が広がっていることや、FRBに対してパウエル議長の解任や利下げ要請などの圧力を強めていることで、金融市場への不透明感が強まり安全資産とされる金への需要が高まっています。
金の価格は前の年に比べて3割近く上昇していて一部では過熱感も指摘されています。