宮城県の多賀城跡に、映像などで古代の世界を疑似体験できるガイダンス施設が完成しました。

 25日のオープンを前に公開された多賀城跡ガイダンス施設は、多賀城の歴史と魅力を最新のデジタル技術で提供します。

 施設には200インチの大型LEDモニターが設置され、奈良時代前半の多賀城の様子や人々の生活をCGなどで紹介しています。

 建物や出土品などを3Dモデルで再現し、自由に動かすことができるタッチパネル式のディスプレイを備えたコーナーもあります。

 多賀城市教育委員会文化財課武田健市課長「多賀城跡の壮大さ、多賀城跡にとどまらず多賀城の場外に建設された町並みも含めて古代の多賀城の大きさや雄大さを知っていただければ」

 25日には市長や関係者が出席し、既に完成し一般公開されている南門と合わせて、施設の完成を祝う式典が予定されています。