富士山の山開きを前に、山梨県側の吉田ルートの通行予約の受け付けが24日午後1時に始まりました。通行料は今年から4000円になりました。
富士登山の通行予約は、入山規制に伴う混乱やトラブルを避けるために去年から山梨県側の吉田ルートで導入されました。
今年の予約の受け付けは、午後1時から公式ホームページで始まりました。
通行できる期間は山開きされる7月1日から9月10日までです。
今年も吉田ルートの一日あたりの登山者数は4000人に制限されます。
海外からの旅行客が増えていることを受けて、対応する言語は日本語、英語、中国語の他に、韓国語とベトナム語も追加されました。
通行料も去年の2000円から今年は4000円になり、今年から初めて規制を行う静岡県側のルートと同額です。
決済方法も新たにPayPayが加わりました。
予約日の変更は前日までで、予約のキャンセルは決済日の翌日までできるということです。
また、山梨県は夜通しで一気に山頂を目指す「弾丸登山」を防ぐため、去年から5合目のゲートを通過する時間を規制していますが、今年は午後2時から翌日の午前3時までの間は、山小屋を予約した人と下山者以外は通行できなくなります。
さらに、予約サイトでは「防寒着を用意する」や「弾丸登山をしない」などの安全に登山するための誓約に同意する機能も追加されました。
山梨県の担当者は、「安全で快適な富士登山をしていただくために、通行予約システムの利用をぜひお願いしたい」としています。