宮城県の蔵王に本格的な観光シーズンの到来です。冬の間閉鎖されていた宮城県と山形県をつなぐ観光道路蔵王エコーラインが、25日朝に開通しました。

 午前9時、宮城県蔵王町のゲート前には既に20台以上の車が開通を待って列を作っていました。

 先頭の人「沖縄県から来ました。寒さに耐えて、思う存分楽しんでいきます」

 開通に先立ち県境付近の駐車場では、周辺自治体の関係者など約150人が参加して神事が行われ、エコーラインの無事故と交通安全を祈願しました。

 そして午前11時に、蔵王エコーラインは約5カ月ぶりに開通しました。

 観光客「8日に北海道の帯広を出て、ずっと東北を回っていました。感動しました。北海道の観光スポットに比べ、全然規模が違います」

 雪の壁の高さは、最も高い所で前年より1メートル高い約7メートルです。

 雪の回廊は、ゴールデンウィーク期間中楽しめるということです。

 なお、凍結の恐れがあるため5月7日までは午後5時から午前8時まで通行止めとなります。