ゴールデンウィークが始まり外国人を含めた登山客の増加が予想されるなか、山梨県で警察官らが初めて外国人登山者に向けて遭難防止を呼び掛けました。

 山梨県富士河口湖町で、警察の山岳救助隊員らがゴールデンウィークに合わせて登山目的で集まった外国人登山客に対し、遭難防止を呼び掛けました。

 今回は日本語のほか、初めて外国人を対象にした英語や中国語のチラシを配り、「軽装で登らない」といった登山をする時の注意を伝えました。

上海から 「とてもいい色のチラシ。とても大事な登山の注意ポイントが書いてあると思う」

ドイツから 「安全に登って安全に降りてくることが大事と伝えていて、これはいいチラシだと思う」

 警察によりますと、去年1年間に山梨県内の山で遭難した人は163人で、そのうち14人が外国人旅行客だったということです。

富士吉田署 大澤郷地域課長 「チラシの中では計画的なルートの確認であったり、時間に余裕を持った登山、装備の確実な準備をうたっているが、特に装備の確実な準備をというところが一番重要かと思っております」

 警察は「富士山以外の山でも防寒対策など装備の確認をしっかり行って、安全に楽しんでほしい」としています。