仙台市の郡市長が、まん延防止等重点措置の適用を国に要請するよう村井宮城県知事に求めたことについてです。

 村井知事は、飲食店の時短営業では大きな効果は得られないとして「現段階では要請する考えはない」と述べました。

 村井知事「飲食店からクラスターがほとんど発生していません。飲食店を狙い撃ちにするような対策を取っても大きな効果は得られないのではないかと考えている」

 村井知事は、県内で2022年に発生したクラスター35件のうち飲食店で発生したのは2件で、飲食店の時短営業では大きな効果は得られないとし、現段階ではまん延防止措置を申請しない考えを示しました。

 一方でクラスターが多発している学校や職場については対策を急ぐ必要があるとして、30日に対策本部会議を開く方向で調整を進めているということです。

 そして、仙台市の郡市長に対しては1日も早く3回目のワクチンを接種するために接種券の発送を急ぐよう求めたと明らかにしました。

 村井知事「早めに接種券が届くようにして欲しい。早めに予約をしてもらって接種をしていただく。そちらの方がまん延防止等重点措置よりも優先順位が高いと思うのでそういう見直しを再度して欲しいというお願いをした」