新型コロナの影響で売り上げが落ち込んだ宮城県内の酒蔵などを支援しようと、県庁で地酒の販売会が開かれました。

 この販売会は、地酒の消費拡大を目的に県が主催したもので、一ノ蔵や阿部勘など20の酒蔵の日本酒、31種類が販売されました。

 購入した人「同じ銘柄でも種類がたくさんあることを知ったし、もっといろんな物を飲んでみたいと思いました」

 県によりますと、県内の酒蔵や酒店は厳しい経営が続いています。巣ごもり需要は増加しているものの、飲食店の休業などの影響が大きく、2021年の売り上げは、新型コロナの感染が拡大する前の6割から8割に落ち込んだということです。

 販売会では、日本酒に合う食事の組み合わせや、インターネットでの購入方法も紹介されました。

 県の担当者は「改めて、日本酒に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話していました。

 むとう屋佐々木栄太さん「普段飲まない方もちょっと試してみようとか、それで少しでも間口が広がる良いご縁ができれば良いなと思います」